自宅鯖ネットワークをIPv6中心に再構築しました
自宅鯖ネットワークのバックボーンはフレッツ光ネクストファミリーハイスピードにIIJmio FiberAccess/NFで、IPv6接続時は通信速度が下りのみ概ね1Gbps出せる環境だったのですが、ルーターがYAMAHA RTX1100でインターフェイスが全てFast Ethernetだったため、その恩恵が受けられない状況でした。
最近中古でGigabit Ethernetインターフェイスを持つYAMAHA RTX1200が手に入ったため、これを機に自宅鯖ネットワークをIPv6を中心に再構築することにしました。再構築方針は次のような感じです。
- IPv4インターネット接続をプロバイダーのPPPoE経由にすると通信速度が200Mbpsに制限されてしまうため、PPPoEをやめて、IIJmio FiberAccess/NFで提供されている DS-Lite *1 でIPv4インターネット接続をする。
- 今まで外出先から自宅鯖ネットワークへのアクセス方法は、PPPoEで固定IPv4アドレスを貰えるプロバイダーを使って、RTX1100に固定IPv4アドレス振って、L2TP over IPSecでVPN接続していたが、PPPoEをやめる方針に従い、IPv4・IPv6ともに固定IPを一つ貰えるさくらのVPSにSoftEther VPN Serverを立てて、これをハブにVPN接続をすることにする。具体的にはRTX1200とSoftEther VPN Server間をIPv6でL2TPv3 over IPSecで接続し、ノートPC(Ubuntu 14.04LTS)やiPhoneからはSoftEther VPN ServerにIPv4でVPN接続する。
- ついでにもう一つさくらのVPSにzabbixとsyslogサーバーを立てて、さくらのVPSからVPN経由で24時間zabbixで自宅鯖ネットワークを監視し、ルーター他のログをVPN経由でさくらのVPSのsyslogサーバーに飛ばせるようにする。これは
妻からのプレッシャー家庭の事情により24時間自宅鯖を起動させておけないため、自宅鯖側にzabbixやsyslogを立てておけないという事情のため。 - さらについでにVPN経由で自宅鯖であるNEC Express5800のBMC *2 にアクセスして、sshで電源オンオフできるようにする。
- さらにさらについでにKVMのLinux仮想ホストを作るときに楽をするため、kickstartでベースを作った後knife soloで設定を流し込めるようにする。
この方針に沿って年末からちまちま作業をしていて、ようやく少し形になってきましたので、Cacooで図を書いてみました。
これから備忘録的に何回かに分けて、今回の再構築でやった作業を書いていこうと思います。